フリーランスとしてはたらく-退職のすすめ方

  • フリーランス
  • 2021/11/03

 

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退職の手続きも簡単ではないです。特に会社の重要な役割を任されている場合、簡単には退職ができないかもしれません。気持ちよく円満退社するためにもしっかりとダンドリをしておきましょう。

目次

|退職ルールがある⁉
|事前にジャブを打つ
|退職願と退職届の違い
|退職届の書き方
|退職決定後

|退職ルールがある⁉

退職手続きを始めるに当たって、まずは現在の会社の就業規則を確認しましょう。就業規則には『退職を希望する日の二ヶ月前までに退職願を提出すること』のように、会社独自に決められた退職に関する項目があります。退職届をいつまでに、どこに提出するべきなのか確認し、トラブルが起きないように注意しましょう。

|事前にジャブを打つ

退職希望日を決めたら、直属の上司に口頭で退職の意思を伝えましょう。退職の交渉をスムーズにするためには、会社の繁忙期を避けることが無難です。他の社員の目につきにくい場所(会議室など)で、上司に直接相談しましょう。直属の上司とは、自分の業務やスケジュールを管理している最も身近な上司を示します。課長や部長などがこれに当たる場合が多いですが、同じ部署の先輩や、社長が直接の上司である場合もあるでしょう。退職についての手続は人事部が担当していることもありますので、それらも含めて上司に口頭で確認します。
 

|退職願と退職届の違い

・退職届とは?
会社との労働契約を解除する際に提出する書類になります。退職を決定する正式な書類ですので、会社を辞めるに当たって必ず提出する必要があります
・退職願とは?
退職届を提出する前に退職願という、退職したい旨を願い出る書類を用意する場合もあります。退職願は必須ではないので、直属の上司に口頭で伝えるのが一般的です。何らかの事情で、強く退職の意思表示をしておきたい場合は書面で渡すと良いでしょう。
・辞表とは?
退職届と似た書類に辞表がありますが、これは役員や公務員などが使用する書類です。労働契約を結んでない立場の人が辞意を表明するためのものですので、一般的な会社員は使用しません。退職届と間違えて提出しないように注意してください。
・退職届は原則撤回ができない
退職届は一度提出すると、原則として撤回ができません。上司に提出した直後であれば撤回できる可能性もありますが、基本的には受理された時点で決定となり、効力を持ちます。退職届が提出された場合、会社はすぐに後任の人材確保や退職に関わる書類の事務手続きなどを始めますので、撤回は簡単なことではありません。また、一度退職を願い出た以上、会社からの心証が悪くなり、以後在籍を続けても不利益を被る場合があります。
・迷っていたら、、
退職願や退職届は、退職をすることが前提のものですので、退職を迷っている場合は事前に口頭で相談してみるのが良いでしょう。こちらも直属の上司に「仕事を続けるかどうか迷っている」と、理由を添えて相談してみましょう。
 

|退職届の書き方

会社で退職届のフォーマットが決められている場合はそれに従います。手書きが好まれこともありますが、PCで作成しても問題はないでしょう。

・手書きなら、、

✓B5かA4の無地便箋。罫線が入ってる場合はシンプルなもの
✓筆記用具は黒インクのもの(ボールペンか万年筆)
✓郵便番号欄の無い、白い封筒

・退職届の作成手順

①便箋の一行目に大きく退職届と標題を書く
②下詰めで私儀(私事ですという意味)と書く
③退職理由を書く(基本的には「一身上の都合により」と記載するだけで問題ありません。会社都合の退職など、特別な理由の場合は具体的な内容に触れましょう。)
④『退職日』を記入(退職日は退職を希望する日、もしくは会社から承認された退職日になります。)
⑤文末は『退職いたします』と書く
⑥『提出日』『所属部署』『自分の氏名(捺印)』と、『宛名』を記入
⑦『宛名』は会社の責任者を役職付きで記入 例)株式会社○○○ 代表取締役社長○○○殿 
⑧封筒表に『退職届』と書き、三つ折りにした便箋を入れる
⑨裏に自身の所属部署と名前を記入
⑩封をしたら、『〆』と記して退職届の作成完了

|退職決定後

退職が決定したら、会社の備品の返却や、有給の消化なども就業規定で確認しておきましょう。このとき、退職後に必要となる書類や手続きも把握しておくとスムーズです。業務の引き継ぎ準備をして、職場に迷惑がかからないように努めましょう。

・退職時の営業ルールなどを確認しよう
退職に当たって、営業ルールなどの規則を確認することも大切です。退職者によって顧客が引き抜かれてしまったり、秘匿性の高い情報が漏洩したりすると、会社に損害が発生してしまいますので、就業規則でルールが設けられていることが多いです。会社で得た情報を扱う際には、定められたマナーを守りましょう。
・お世話になった方へのお礼のタイミング
退職の挨拶をする場合も、上司に「挨拶を始めて良いでしょうか」と、確認を取るのが無難です。タイミングによっては業務に支障が出る場合がありますので、許可を取ってから行動しましょう。
・なるべく直接お礼を難しい場合はメールで
社内でお世話になった方へは、主にメールで挨拶することになるでしょう。具体的なエピソードを添えながら、お礼と感謝の気持ちを伝えます。上司への挨拶は直接行うのが好ましいですが、メールになってしまった場合はお詫びの一文を添えておきます。・今後もお付き合いを継続するために
なにかあった時、今後も継続してお付き合いしたい方には、私用の個人メールアドレスと携帯番号など連絡先を伝えておきましょう。業務上今後も繋がりを持っておきたい同僚には、直接声をかけてランチなどで挨拶するのも手です。
・取引先へのあいさつ
取引先など社外の関係者へも直接挨拶するべきではありますが、タイミングによってはメールや電話になってしまうこともあるでしょう。その場合はお詫び文を添え、退職日と後任の担当者をしっかりと記載します。

※令和2年度第3次補正事業再構築補助金により作成しております。

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